アイディアを練ったり、まとめたりするのは、いつもツバメノートのA4無罫と決めている。A4という大きさと無罫の自由さが気に入っている。スケッチを描くときにも、思いついた内容をすぐに、頭に思い描いたままにアウトプットするにも、都合が良い。プロジェクト毎ではなく、時系列でまとめている。つまり、いつも一冊。その時に抱えているいろんなプロジェクト、いつか実現したい企画が一冊に混じって書かれている。


書くのは、殆どが万年筆。何本かをその時の体調、頭の調子に合わせて換えている。調子の良い時には、ペン先の柔らかいもので丁度良い加減の力で気持ちよく書くことが出来るが、そうでないときには、柔らかいものでは、綺麗な字が書けない。調子の良い時でもそんなに綺麗な字ではないが、調子の悪い時の字は自分で書いていてもストレスになるぐらいだ。そんな時は、固いペン先のものに換える。


このノートに万年筆で書くスピードと私自身が考えるスピードのバランスが丁度良いのだろう。書きながら、書き始めるまでは全く思いついてもいないことが次々と浮かんできて、新しいアイディアが出てくることがある。そんな時もたまにある。


ここで重要なことは、フリーのフォーマットで書いていることだ。

文字の大きさも、文字か絵かも、順番も関係ない。思いついたままに、書くことだ。そして、一日の最初には、いつも新しい気持ちで一から書き始めることだ。以前のプロジェクトのフォーマットにならって、空欄を埋めていくようなことはしない。それをしてしまうと、そのプロジェクトには大事なことがそのフォーマットにははまらず、こぼれ落ちてしまう可能性があるからだ。ちなみに、同じプロジェクトで同じ思考段階のものでも、フォーマットは揃えない。違う日に書いたものでは、当然書き始めは同じことを書いているのだが、途中からは全く違うことを書くことになる。記憶して書いていないので、ある意味、当然だが。


このアナログのライブ感が大好きだ。

そのまま、他人とのコミュニケーションについても同様となる。

メールよりは、直接会って、身振り手振りや表情を読みあいながら伝え合いたい。会うまではお互いに考えてもいない素的なアイディアが、その場の雰囲気で、会話の流れから、生まれてくることがある。

なので、クリエイティブディレクションはなるべく会って行うことにしている。


依頼主との会話も同様だ。

依頼主との会話や質問の中から、それまで自分では考えたことのなかったことが生まれることがある。

なので、なるべく会って話したいと思う。

なにかが生まれるかも知れないから。

To Faceのボタンをプレスして、まずは会ってみましょう。 »To Face

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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